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2007年07月06日

フライング蝉

6月上旬の晴天に響き渡る
堂々たるフライングをかました蝉の声
「嗚呼、しかるべき季節に鳴きなさいよ」と
舌打ちしたくもなったが
いや、それはそれで妙に胸に染み渡るものがあったのだ


野狐禅というアーティストの[フライング蝉]という曲の頭出しを口ずさんでみます。


今のウェブ業界を思うと、何ともフライングをかましまくっては
身内で勝手に盛り上がっている様にすら滑稽に思う。


mixiという言葉を聞いて、それがどんなサービスで
その場所で何が出来るかは、だいたいの人が理解している2007年ですが

一昔前では、SNSは出会い系?チャット?
という様な世間的な価値観でした。

それが今ではmixiは上場して
「SNS?出会い系?そんな危ない場所に入れない!」
と冷ややかな眼差しを送っていた大企業が

広告を出稿したり、オフィシャルのコミュニティを作ってしまっています。


その後、ブログが登場した時も全く同じで
大企業は「消費者の声なんてものの影響力は小さく、そんなメディアに価値はない!」
とブログを書く人の声を軽視していましたが

今ではブログマーケティングこそが基本であるという様に
様々な趣向を凝らして、口コミを起こす方法を模索しています。

2004年当時、まだまだブログは簡易日記の様に思われていた当時
バンドの全国ツアーの模様をブログを通してリアルタイムで配信していた頃を
懐かしく思います。

ライブドアのブログサービスが使いやすかったので
それを使って、携帯からメールで投稿していました。

あの頃、ブログなんてものが商売になるとは
それこそ誰も思ってなかったはずですね。


SNSで乗り遅れて
ブログで乗り遅れた大手広告代理店やウェブ企業にとっては

「次は何が何でも乗り遅れられない!」
という3度目の正直モードであるので

「次のウェブ2.0は何だ?どのサービスだ?世界規模で情報を」
と必死になっている中で、さっそうと登場したのが

Second Lifeでした。


となると、大手の企業から広告代理店からウェブ企業までが
Second Lifeに明るい企業ですよ!とアピールする為に
Second Life内に沢山の広告を貼ったり、施設を建てたりしてしまいました。


話は戻ると
完璧にウェブに関しては[フライング]をかましてしまった訳です。


皮肉な事に、SNSもブログも一般消費者が先に市場を作り
企業が後から付いてきて、色々な付加価値を付けたので
ここまでのマーケットになりました。


しかし、Second Lifeは企業が先で
入って来る一般消費者をマーケッティング戦力を背負い構えている状態です。


Second Lifeは日本語版はまだリリースされていないのに
業界ではバブル状態です。


僕もSecond Lifeを知った昨年
「これは凄い!流行るかも!」
と思いましたが、それに伴い企業が一気にSecond Lifeを侵食する様子を見ていると

何とも滑稽というか、哀しいというか

「君達(広告代理店)・・・そんなに金に必死なの?ネタがあれば、意地でもそれを誰かに売りたいの?」
と嘆いてしまいます・・・。


浜田省吾さんの歌でもあるように


売れるものなら、どんなものでも売る
それを支える 欲望


状態ですね。

フライングした人に同じ場所でもぅ一度走る資格はありません。

さようなら!

<br />
天上 博規


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