音楽業界にいるとCDの売上げが年々下がっている事に気付きます。
(消費者の人も気付いていると思うけど。)
音楽を志す人達は
自分達がバイトして得た
なけなしのお金でスタジオに入って
【最高】だと信じている音源をCD-Rやテープに焼いて
それをレコード会社に送ります。
その音楽やルックスに興味を持ったレコード会社は
アーティストやバンドにコンタクトを取り、上手くいけば契約します。
僕たちも例外なく、この流れでデビューをしました。
そして、レコード会社がバックアップ(金銭面や活動面)の元
レコーディングを重ねて世の中に出せる音源(CDやDVD)を発売して
消費者に購入してもらいます。
ここまで書くと自然と分かりますが
レコード会社の収益体制の収益のほとんどが
このCDやDVDといったメディアの販売のみからとなります。
もしアーティストがCMに出演したとしても
それらの金銭はアーティストが別途所属するPR企業へ行きます。
(PRまで請け負うレコード会社もありますが。)
ここで話を業界や流通に向けると
CDという商品がどの様に消費者へ届くのかを見ていきます。
①アーティストがスタジオでレコーディング
(レコーディング費用発生)
↓
②レコード会社がCDをプレスする業者に発注
(プレス費用発生)
↓
③プレス後、商品化されたCDがレコード会社から流通会社へ納品
(ここでレコード会社は売上げを得る)
↓
④流通会社が各小売店に営業をかけてCDを納品
(タワレコなどが流通会社からCDを仕入れる)
↓
⑤小売店に並んだ商品を消費者が購入する
これだけの工程を重ねると、商品の運搬コストや営業費が重なっていきます。
アルバムだと1枚3,000円程で消費者へ販売されますが
元を辿ると、レコード会社への売上げは、本当に微々たるものになります。
(アーティストへの還元はほとんどありません。)
ここまでの流れを頭に入れて今の世の中の現状を考えると
①i Podに音源をデータとして入れていく事が一般化されて来た事で、CDの売上げが低下してくると、CDを販売する小売店は【売れ筋=必ず売れる商品】のみを店頭に置きたがります。
当然、店頭の場所は有限です。
②すると、これから売り出そうとするアーティストのCDを卸す数が減少し、流通会社に対しても厳しい卸価格をふっかけてきます。
③経営が苦しくなって来た流通会社は当然、売れるCD(商品)のみをレコード会社に求める事になるので、レコード会社にも同様に厳しい卸価格を提示します。
④レコード会社はただでさえ厳しい卸価格なのに、更に卸価格を流通会社から提示されたり、返品在庫などの提示もされると、アーティストの補助的な経営(金銭面や活動面)が難しくなって来ます。
⑤最初はCDを作れた事で喜び満足していたアーティストやバンドも、自分達に全然還元されない現状に対して不満が出始めます。
⑥すると、レコード会社に所属したり、流通に乗せてタワレコにCDが並んだとしても、大した意味がないじゃん!という判断をアーティストやバンドがし始める事でレコード会社や流通会社の存在意義がなくなりはじめます。
⑦CDを流通に乗せようが、自分達で手売りで売ろうが、最終的な消費者へ販売する価格は同じならば、アーティストやバンドは自分達で売る方向へシフトするはずです。
⑧そんなタイミングでアーティストが直接、消費者(ファン)と繋がる事が出来る、インターネットが普及し、Youtubeやi Tunes、などなどのインフラが整い始めると、ますますレコード会社や流通会社の存在意義は少なくなってきます。
タワレコがインディーズのCDをほとんど取り扱わなくなった事や
HMVがDVDにシフトし始めている事や
レコード会社や流通会社が次々に倒産し始めている事を考えると
アーティストはそれらに頼る事なく
自分達でPRから販売までを一貫して行なえる経営能力が必要になり
消費者(ファン)に直接的に営業をかけれる場所!
つまりライブこそが本当の勝負の場となってきます。
この続きは、また後日・・・。


