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2007年11月04日

ネット時代の音楽ビジネス(後編)

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今までのレコード会社の仕事はというと
大半が、アーティストがレコーディングしたCDの音源をプレス工場に出して
流通会社に売り込むだけのものでした。

i Podが2004年頃から一般消費者の中で売れ続けると
今までの様に音質が低下しない事が大きな要因となり

生活の中で人はCDを買って音楽を聴くスタイルから
ダウンロードする/TSUTAYAなどで借りて、それをi Tunesに取り入れる/
友達から借りて入れる/焼いてもらって入れる
というライフスタイルに変わって来ました。

賛否両論はあると思いますが
レコードからカセットテープ、そしてCDからMDという
音楽を楽しむ流れの中では、もしかしたら自然な成り行きなのかもしれません。

音楽をデータとして扱うスタイルを前提にすると
曲をメールで渡したり、焼きまわしたり、ダウンロードするという方法は
ごくごく当然の結果なのですが
そうなると今までのレコード会社の存在意義は根元から崩れてしまいます。


そこで、レコード会社は業界を上げて抵抗をした時期がありました。
CDにCCCDを付けた事は記憶に新しいと思います。


そして、これからの音楽ビジネスにおけるレコード会社の存在意義は
とあるメディアで話をしていたミュージシャンの佐野元春の言葉をお借りすると

「組織力は活かされるべき。しかし原盤を作ったりやプロデュースをする能力は外にあっていい。強い営業と音楽に特化したプロモーション。そのアーティストに合った独特の音楽プロモーションを展開してくれる会社になってはどうか。そういう業態に変えていくしかないんじゃないか。」

という事です。

レコード会社の強みとは何か?
それは他ならないアーティストマネジメントしていく能力と
音楽というフィールドに特化出来るプロモーション能力です。

そういった方向へシフトして、ビジネスとして構築しなければ
そもそもアーティストにとっても魅力はないものとなりえます。


それでは、これから良質な音楽を世間に提供してくれる
アーティストはどうすればいいのか?

僕の周りのミュージシャンでもそうですが
世に出ていなくても、とても良い曲を歌うミュージシャンは沢山います。

彼らは旧体制の業界の中で埋もれてしまっています。


(メジャーインディペンデント)
という事が重要な鍵となるでしょう。

独立系のミュージシャンになる事が大きなポイントです。

レーベルなどに頼らずに、自身で楽曲を提供する販路を作り出し
ファンと直接で繋がる努力をする事です。
そして、常に繋がっているファンとは密にコミュニケーションをはかり続ける。

そして、業界としては、そんな独立系のミュージシャンに
販路を開く事が出来れば、もっと状況は変わると思います。

例えば、i Tunes Music Storeなども、まだまだメジャー系の方ばかりを観ています。
それは、すぐにお金になるからですが、長い目で見た方針にシフトしない限り
この現状は打破出来ないものです。
彼らがメジャーよりも新しく来るインディペンデントのミュージシャンに
門戸を開いた瞬間に多くの物事が新しい方向へ流れていくはずです。


そして、そんなメディアへ互いがWin Winになる提案を
独立系ミュージシャンがする事が出来れば(それはアイデアレベルで)
もっと良質な音楽やアーティストが世に出てくるはずです。


先月、イギリスのモンスターバンドのRadioheadが新しいアルバムを
レコード会社を通さずに、自身のサイトから直接ダウンロード出来るという
販売方法で話題となりました。
しかも、アルバムの値段はユーザーが自由に決める事が出来る。
0円でダウンロードしてもいいし、2000円程でダウンロードしてもいい。

その結果、120万ダウンロードと売り上げにして数億円をあげてしまいました。

この成功事例をきっかけに多くのメジャーアーティストが
この流れにシフトすると、一気にこのダウンロード販売が主流になります。


逆に言えば、ミュージシャン自身が自分たちのセルフプロデュースを出来るか?
が大きなポイントにもなるはずです。


著作権などのライツやしがらみで動けない業界を尻目に
アーティスト自身が危機感を持って軽いフットワークで動く事こそが
何よりも大きな躍進に繋がると信じています。


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