情報の価値が見える人/見えない人

2007,12,10
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by 天上 博規

激動の速さで過ぎて行く今の時代は、まさに“情報の世の中”だ。

インターネットの本質は情報に他ならない。


今の時代、知らない事があっても僕はそんなに困らない。

知らない事を知りたい瞬間にインターネットで検索すれば
すぐに、ちょっとした専門家クラスの情報を手に入れる事が出来る。


しかし、その前に今日も警鐘を鳴らしてみると


(情報は目になかなか見えない)


どこから誕生したのか?
真実か嘘か?

その判断が本当に難しい。

すぐに改竄(かいざん)が入る余地もある。

そして、人は情報に振り回されて生きて行く。

僕が中学1年の時に起きた阪神大震災。
実家の東灘区で被災した次の日に、街の中にとある情報が噂として流れた。

「どうやら、地震の影響で六甲アイランドの原発タンクにヒビが入ったらしい」
「爆発すれば、大きな範囲で被害が出る!」

警察官などもアナウンスしていたので、どうやら本当の事らしいが
今になって笑えるのが


(六甲アイランドから早急に遠くに避難して欲しい!)という情報。
それも条件付きで

(国道2号線より北側で12間道路よりも東へ)


正直、中学1年の脳裏には
「ふーーーーーーん!」
くらいだった。


それでも、毛布や家の荷物を持って必死に逃げ惑う人々の群れが
北へ北へと向かっていく姿を見ながら
笑ってしまったのを憶えている。

群集心理とは、こんなものだ。


そして、お昼を過ぎたあたりで、安全という、これまた出所が不明な情報が出回って
一斉に人々が南へ戻って来た。

口々に「良かった!」と良いながら。


余談だが、街の噂の中には
「爆発すれば、有馬温泉まで跡形もなく吹き飛ぶから2号線より上へ逃げても意味がない」
というのも聞いた。

それを聞きながら、僕は避難指定区域の中学校の校庭で
知らない伯父さんと焚き火をしていた・・・。

話はそれたけど、情報というのは本当に難しいものだ。


だから

インターネットですぐに情報や知識を調べる僕の得た
情報そのものが嘘の可能性もおおいにある。

それを知った上で
その情報の本質を見極める力が本当にこれからの世の中には必要だと思う。

先日、とある投資話の説明会を聞いて来た母から質問を受けた。

「セカンドライフというインターネットのサービスって知ってる?」

今、流行りに流行っている(大手広告代理店のみで)、このアメリカのサービスで
サービスの中の土地に投資をして、数年後には資産価値が増えて
あなたの手元には大金が入りますよ!
なんせ、大手の会社が多く参入して、Web2.0の次をいくサービスです。

と言われて、意味が分からずに
ウェブの仕事をしている僕に聞いて来たらしい。


そして、その説明会には僕と同じくらいの年齢の人が多く参加し
熱心に聞いていたらしい。

その説明会の講師がインターネットを触った事もない人だとは知らずに。
(説明会の講師は実は僕の知人で、そもそもセカンドライフを触った事も、見た事もないと話していた。)

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