BUZZALL(バザール)というジャケ買いを推進する
ウェブのCDショップを2008年の1月にオープンした。
CD離れが続く近年において、このサービスを提供する真意は
長年、音楽業界の内側から見て来た僕の
最期の小さな足掻きでしかない。
だからといって何かが変えれるとは思ってもいないが
それでも消える炎の最後の灯火として動きたかった。
【音楽】とは娯楽の中のひとつのツールに他ならない!
そんな前提を持って、これからの話をしたい。
2007年はこれまでの音楽業界にとって最悪の一年だったに違いない。
今年も更に悪くなるに違いない。
CDが売れない事が確かに、この業界に暗い影を落としている。
CDが売れない理由として、音楽の質の低下を上げるだろうが
それは本質的な答えではない。
音楽をコンテンツ産業として考えれる人なら理解出来るだろうが
売れる/売れない と 質の良い/悪い
は今も昔も関係ない。
今から10年程前、小室がプロデュースする楽曲が次々にミリオンセラーに輝いていた頃
CDが売れに売れていた時代にも質の良い(高い)音楽と悪い(低い)音楽はあった。
そして、皮肉にも売れに売れていた音楽は
むしろ質の低い音楽そのものばかりであった。
そもそも、質の高い低いを音楽的に語ると
好みに左右される反面もある。
質の高い音楽とは何か?という命題に
ここはプロのミュージシャンとして
【音楽に対する志の高い/低い】
で定義したいと思う。
そして、CDが売れに売れていた時代はまさに、そういった
質の低い(志の低い)音楽が売れていた。
小室の曲が悪いという訳ではないが(僕も実際はかなり聴いていた)
そういった売れていた音楽が今は売れなくなってしまった。
では、売れなくなったのか?
今の時代にタワーレコードに足を運んでみて分かる事がある。
今、タワーレコードに足を運んでいる人達は純粋に音楽が好きな人達だ。
帰宅途中のサラリーマンから、ドレッドヘアーの大学生。
そう、売れていた時代にCDを買っていた人達の大半は
もともと音楽なしでは生きられないという純粋な音楽ファンではなかった。
彼らにとっては音楽は(ツール)であり媒体に過ぎない。
10年前に売れていたCDはドラマやCMのタイアップ曲であり
カラオケで歌いやすい曲だった。
(ヒットした曲がカラオケで歌われるのではなく、カラオケで歌われる曲がヒットした。)
過去を思うと、テレビというメディアの力は巨大であり
その中でもドラマの持つ力は凄かった。
月曜9時というだけでドラマは万人が見るものになり
そこで流れる曲は流行りの最先端としてヒットチャートをにぎわしていた。
学校や職場でドラマの話をして、カラオケに遊びに行って歌う。
そんなライフスタイルの中で音楽はコミュニケーションのツールとして
関係性を構築する種のひとつであった。
「みんな聴くから、僕も聴く」という状態がミリオンセラーを連発させ
量産消費されていった。
だけど、時代は大きく変わった。
テレビはインターネットに権勢を少しづつ奪われ、娯楽は多様化していった。
音楽ビジネスはそもそも純粋な音楽ファンを相手にしたビジネスではない。
音楽自身に対する興味よりも、音楽を中心としたコミュニケーションに興味がある
90%以上の一般層をターゲットにしていた。
カラオケは今でも十分に人気があるが
カラオケで歌うだけなら、昔の歌でも良いし、友達にコピーしてもらったCD-Rでも良い。
プロモーションビデオを見たければ、Youtubeで検索すれば
好きな時に好きなだけ見れてしまうので、音楽番組を見る必要がなくなった。
しかし、夏のロック野外フェスはいつもチケットが売り切れる。
それも当然だ!
ロックフェスは音楽をコミュニケーションの一部として
友達や恋人と夏の思い出を作るだけに過ぎない。
だから、出演しているミュージシャンのCDが会場で売っていても
誰も買わない。
バンプオブチキンなどは会場で販売されるグッズがソールドアウトするが
これも同じく思い出の品を買っているに過ぎない。
音楽を聴く(CDを聴く)という行為はコンテンツ産業の中でも特に
個人的なものになってしまう。
それは昔も今も同じで変える事は出来ない。
だから、常に新しい曲が消費されるとは限らない。
過去に恋人とよく聴いていた曲を聴きたくなる時もあるだろうし
青春時代を過ごした曲を聴く時もある。
誰かと一緒に聴くというライフスタイルを日常の中で
どれだけあるのかを想像して欲しい。
人は人と常に関係性を保って生活をしている。
そんな関係性というコミュニケーションツールを考えると
携帯電話には足下にも及ばない。
そして、CDを聴くという行為が個人的であるという普遍的な事を思うと
CDは2010年になっても売れはしない。
ならば・・・音楽配信は?ダウンロードは?
それも状況は同じだろう。
実際、今もうまくいってはいない。
ダウンロードが頻繁化されれば、される程に、誰もが無料でダウンロードする
方法にシフトしていく。
そして、追い打ちをかけてしまうが
音楽業界がなくなれば、音楽もどんどんなくなっていく。
それは、また明日にでもお話したいと思う。
偶然検索で引っかかりました。
有名なブログから、文や内容をそのまま引用するのはやめてください。
ブログを読んで自分の頭で考えた事を、自分の文で発信してください。見苦しいです。
無名 さん > しっかりと"引用"という言葉を掲載して、その後に自分の言葉を書くべきですね。不快な思いをさせてしまいまして、申し訳ございませんでした。