"自分の事は自分が一番知っている"
そう思って今まで生きて来ましたが、実を言うと自分の事って意外に知っていませんね。
自分のことすべてを見る事は出来ない。
鏡を見ても、自分の心の中は分からない。
「人のふり見て、我がふり直せ」という言葉は多分、正解だろう。
バンドのデモテープを作る時にテープに吹き込んだ自分の歌声を聴いて
「俺って、こんな声をしてたのか」と唖然とする。
必死に前髪だけセットしても、後頭部の髪は寝癖のまま。
人の遅刻に腹を立てていながら自分の遅刻には言い訳を並べてみる。
多分、自分が知っている(見ている)自分は
周りの人が見ている自分じゃないんだと気付く。
思っている以上に興味なんて持たれてなくて
思っている以上に格好良いなんて柄じゃなくて
思っている以上に評価なんかも受けていない。
「自分は自分、人は人やから気にするな!自分らしく!」
そんな言葉は今の僕の心には響かない。
他人の粗は本当に良く見える。
目が悪い僕でもメガネなしにでも見えてしまう。
だけど、自分の粗は本当に見えていない。
人から粗を指摘されても
「俺の何を知っているんだ!ふざけるな!」と自分を守ってばかりいる。
そして、他人の粗を探している。
自分では成長してきたつもりだけど
「あなたは全く成長していない!」
とストレートに言われて・・・頭にきた。
頭にきた時点で僕は成長できていないんだろう。
勝ち負けじゃないけど・・・僕は僕に負けた。
成長はしたい。最善の方法があれば試したい。
でも、自分の粗は極力認めたくない。
そんな身勝手な自分を温かく支えてくれる家族の存在に
なぜか今頃、感謝してしまいます。