「音楽に出会えて本当に良かった」
昨日、バンドのメンバーと酒を飲みながら
あらためて心の奥からみんなで交わした言葉。
もし、同じ高校に行ってなかったら・・・
もし、同じサッカー部じゃなかったら・・・
もし、同じクラスじゃなかったら・・・
もし、ギターを担ぎ登校する姿を見かけなかったら・・・
今の僕らはいなかった。
1999年の夏休みは一生終わることがないのかもしれない。
気がつけば、高校を卒業して・・・
それぞれの旅路の途についた仲間を背に今もこうして
あの頃と変わらない絆で酒を飲めることを本当に幸せに思う。
LEGONIC TRAPというバンドを続けながらも
それぞれが、それぞれの人生を歩んでいるけど・・・
スタジオに集まっては・・・一緒にご飯を食べに行っては
高校の頃と何も変わらない馬鹿なことばかりして笑っている。

「本当にこのメンバーに出会えて良かった!ありがとう!」
何度も何度も他のメンバーに言っては
「リーダーがいて、行動してくれたから今の自分達がいる!こっちが感謝してる!」
そんな言葉を返されると、苦労したことも苦労と感じない程に充実した時間になる。
古びた、手垢のついた言葉かもしれないけど
絆というものの大切さを今、改めて感じている。

もし・・・自分が戦うことに疲れて
最後に身を置く場所を故郷というのならば
それは他でもないLEGONIC TRAPという場所だろうと思う。
最後に「ただいま」と言える場所は人生において
そう多く出会うことはない。
心の拠り所として・・・
それぞれが、この人生に疲れてしまった時に帰ってこれる場所として
心安らぐ場所があることを誇りに思うし
壊すわけにはいかない。
会話の中で
「このバンドは本当に音楽としての主張がないから、ミュージシャンとしては問題だよね!」
なんて笑いながら言っては
「でも、メンバー全員が"自分が一番だ!"なんて思ってなくて、常に他のメンバーやファンを気遣っている優しさを持っているから、最高やん!」
と誰かが応えた。

雑誌やメディアのインタビューでは
絶対に喋らない(喋れない?喋らせてくれない?)ボーカルの里見君に
ギターソロなのに、目立とうともせず、控えめに演奏するギターの増田君
本当は目立ちたいけど、一番最後尾からメンバーを見守るドラムの新司に
ライブよりもレコーディングが好きなベースの僕・・・
全員が、自分のことよりもバンドの為に考えて
動けるバンドはそういない。
多くのバンドやミュージシャンを見てきて
本当に稀な人間の集団だと思える。
だから・・・今もこうして何も変わらない姿で集まれるのかもしれない。

そんな温かいメンバーの人柄に触れていると
「そんな人達が作る音楽が、人々の心に響かないわけがないよな!」
と本気で思う。
昔、ファンの人から
「レゴトラは曲も凄い良くて、それを聞きたいからライブに行くけど、何よりもメンバーの仲良さや、絆が本当に羨ましくて、それに触れたくてライブに来ているんです。」
と言われた。
18歳で結成した僕たちも気がつけば27歳になる。
今だからこそ唄うべき歌を伝えたいと実は意気込んでいる。
そして、僕たちの夢
「あの夏休みを終わらせたくない!」
は今も続いている。
あの頃と何も変わらないピュアな気持ちのままに。
