インターネットもメディアならば
メディアという業界にいる自分には知りたい業界の現状が山ほどある。
先日、マサ★アキさんと一緒にご飯を食べた時に
某大手ラジオ局の方を紹介して頂いた。
その人に色々とマスメディアやら何やらの話を聞くことができて、とても勉強になったので、自分のブログでも情報をシェアしたいと思う。
まずは、テレビ業界について。
やっぱりテレビ業界は今、お金がなくて苦しんでいる。
今までの様にスポンサーが沢山付いて、潤沢な資金の中で番組を制作することが出来なくなってきている。
そこには人々のテレビ離れ(特に若者は顕著)が原因の発端だと思うけど、それによって今テレビの業界は負のスパイラルに陥っているという。
1.世間がテレビを見る時間が減ってきた。
2.だから、スポンサーがなかなかつかない。
3.当然お金が集まらないので、番組をコストを削ってつくる。
4.ギャラの安い芸人ばかりが出てくる。
5.ロケが出来なくなり、安いコストで作れるクイズ番組が増える。
6.クイズ番組は家族全員で見れるので視聴率もそこそこ稼げるので、クイズ番組が増える。
7.結果、同じ様な番組がどのチャンネルでも増える。
8.世間の人は飽きて、さらにテレビを見なくなる。
9.2に戻る。
という様な結果になっているという。
クイズ番組の多さと芸人がお茶の間に登場する多さ
そして、もっといえば番組の間のCMに
某大手飲料会社のコ○コーラが出てくると、業界では「あの番組は予算がないのだな!」と囁かれるらしい。
やはり女優や俳優などの出演ギャラは高いらしく・・・芸人は安いとのことが興味あった事実。
前に松本 人志のラジオで作家の高須さんとの会話で
「今の芸人はどんどん消耗されているだけや!ゴングショー的な番組に何から何まで出されて、アイドルやらに「おもしろ〜い!」なんて言われて、大笑いとか言われて、誰も悪く言わない状態やろ!あれでギャラが安いねんから、誰も出てこんぞ!でも、ギャラが安くてもテレビに出るのがプロモーションという観点もあるのなら、もっとギャラを上げてやらなあかんわ!」
という様な会話をしていたのを思い出します。
また、ラジオや雑誌はもっとスポンサーがつきにくいとのことで
営業の段階でスポンサーに
「この番組にスポンサーでつくと、○○儲かりますよ!」
「これにスポンサーでつかないと、○○儲かりませんよ!」
という様な普段はあり得ない言い切りの営業をして背中を押す必要があるらしい。
僕たちのウェブ業界ではどうだろうか?
直接ウェブから収益をあげるウェブショップの様な仕組みを組み立てても、それが100%儲かるかどうかは分からないし、そもそも人が来るか分からないけど、やらないと分からない!という感覚が通用するから成り立っているかもしれない。
さらに言えば、テレビやラジオなどの旧来のメディアでは効果測定が難しかった。
実際にこの番組にCMを出したから商品がどれだけ売れたかの正確な測定値は不可能だったけど、ウェブではリンク元から、そのユーザーが購入したかを正確に把握できるから、その意味でも費用対効果をシビアに見れるから、無理に「必ず儲かる」なんて殺し文句を言う必要がない。
こうやって旧来のメディアの状態を知ると、今何を自分が出来るのかが明確に分かる。
だからといってテレビが廃れていくとは思わないし、人々がテレビを全く評価せずにいるとも思わない。
たまたま、昔はテレビくらいしか面白いことがなかっただけで、今は家族で食事していても携帯でメールしたり、携帯ゲーム機で遊んだり、他にも面白いことが沢山あるから、テレビに向かう時間が少なくなっただけ。
テレビだからこそ作れるクオリティーの高い番組は山ほどあるし、コストをかけてなくても面白い!と感じる番組もある。
で、当然そのような面白い番組は話題になるし、みんな見てる。
結局は今までの様にテレビ番組を作る!という言葉だけで中身がなかったとしても、それにスポンサーがつくという状況がなくなって、面白い番組を作れればお金は出るけど、アイデアもクオリティーもないのにはお金は出さないよ!という至極当たり前の物事に向かっているだけだと感じた。
それに憂いている業界人は結局は現状に甘えていただけだと・・・。
本当の意味でもメディアは世の中の人に受け入れられる物事か受け入れられない物事の2極化に向かっている。
それは当然ウェブも同じで、ウェブサイトを作ればOKという時代から、クオリティーや運営方法まで全てをユーザー目線で考えて構築する必要がある。
それは顧客第一主義という難しい言葉そのものかもしれないけど・・・。
そういった意味でも自社サイトの自分時間の番組クオリティーは僕から言えばまだまだ20点くらい。
まだまだ面白い!と言えるのはほど遠い。
今のままだと、そのうち世間にすぐに飽きられて消えて行く。
そして、スタッフには「こんなもんじゃね〜だろ!」とハッパをかけたい!
それはスタッフの力を信じているからこその言葉。
これくらいで根を上げているくらいだと、結局これからの世の中ではどこにいても通用しないよ!という厳しくも現状を受け入れて、常に成長を望んで欲しいという気持ちです。
それと同時に自分も常にみんなに良い影響を与えれるメディア人にならないと!という自戒も込めて!