"椎名林檎に学ぶ売れるコンテンツ"という記事を読んでの感想や自分の考えのまとめなど。
自社での新サービスやクライアントさんの商品販売を考える中で
「どうすればサービスやモノが売れる商品になるのだろうか!?」
と悩むことは多々あると思います。
今や日本では物は溢れ、100円均一ショップに行けば、大概の商品は買えたりします。
なので、そんな世の中で物を売って商売をする上で大切なことは
いかに他と差別化ができるか!という一言に限ると思います。
多くの場合、自信を持って差別化できたサービスや商品でないと
そもそもマーケティングなんて成立しません。
(成立したとしても続きません。)
ミュージシャンの椎名林檎がNHKの番組でのインタビューで発した一言
「過激にすればなんでも売れるんでしょ!」
という言葉から、実はこの時代だからこその戦略が伺えます。
このNHKの番組のサイトでも
"情熱と退廃、相手のすべてを受け入れるかのような包容力と、世界を全否定するかのような破壊力・・・既存のJ−POPとは一線を画す音楽性や独特の世界観で、一気にその名を轟かせた。"
という紹介がされています。
この両極端こそが椎名林檎の強さであり
「過激にすればなんでも売れるんでしょ!」
という言葉の奥にある自信の裏付けなのかもしれません。
しかし・・・ここで考えてみます。
ただ単に過激にすればいいのか?
エロやバイオレンスを普通の企業がおいそれと使用することは倫理上できません。
ある意味でアーティストだからこその技でもあります。
さらに言えば現代の世の中ではエロもバイオレンスも過剰供給状態でしょう。
なので、過激だというだけでは消費者は興味を持ってくれません。
そこで、椎名林檎の考え方です。
ポイントは【両極端】を使い分けるということ。
野球のピッチャーはストレートの直球を投げ続け
最後の三振に仕留めるボールとしてフォークボールを選びます。
ストレートに相手バッターの目を慣れさせておいて、変化球を投げます。
過激に消費者の目を慣らせておいて、今度は優しい刺激に慣らさせる。
椎名林檎の唄い方は独特です。
猫なで声で唄い出しをはじめたのに、サビで急にドスの利いた低い声を出します。
そのギャップが消費者は新鮮であり、面白いと感じるのです。
J-POPという大衆枠なのに、色気と過激な歌詞
そして、猫なで声・・・
"椎名林檎に学ぶ売れるコンテンツ"で書かれていた
(ここから引用)
もうひとつ番組で印象的だったのがその台詞。
先に音楽をやってた兄の椎名純平より先にデビューしてしまい
たぶん、ちやほやされたんじゃないかと。
「女の子は若いってだけでかわいいじゃないですか。」
女性司会者はちょっとビックリしてたみたいだが、
なんだろう、このあざとさというか、自分のメリットを知り尽くして
「売れて当たり前」で見る世界。
(引用ここまで)
これが椎名林檎というアーティストの強さ、そのものなんだと実感!
「どうしたら売れるんだ?」
と悩む人と
「売れて当たり前でしょ!」
と、そこをスタートに商品そのものの本質を考える人
一緒に戦ったら、そりゃ勝負は決まっている。
この変化球というか・・・
一般の消費者の目をコントロールする能力というのか、観察力こそがポイントかなと思う。

