自分自身はデザイン学校も出てなければ、色彩なんかのイロハも学んでもいない。
"観察力"という勉強方法を独学と呼べるなら、自力で少しづつ身につけてきた感覚なのかもしれない。
音楽を始めた頃から、自分たちのプロモーションは自分たちで考えて実行していかないといけなかった。
ライブ告知のチラシ制作から、チケットそのもののデザイン、CDなどのジャケットワーク、ポスター、アーティスト写真、ウェブサイト・・・。
イラストレーターの本を買いあさって、解像度の概念も意味不明・・・。
CMYKかRBGなんて、その時の気分でファイルを設定していたくらい・・・。
で、印刷御者の人から「配置ファイルがフォルダの中にないのですが・・・。」
と言われても、配置って何?状態・・・。
デザインも自分にはアイデアもインスピレーションもないから
ライブハウスやCDショップにあるフライヤーやポスターを片っ端から集めて、観察する毎日。
何で、このデザインは格好良いのか?
何で、この写真からは温かみが感じられるのか?
何で、この色とこの色だと、こんな気持ち良い色合いになるのか?
何で・・・何で・・・何で・・・。
誰も教えてくれないから、自分で判断するしかない中で
遠回りしてきたけど、少しづつ自分の色が出せて来た中で分かったこと。
「デザインってのは、単なるコンセプトを表現するツールでしかない!」
という真理。
何で、このデザインになるのか?
そこには、明確なコンセプトが存在していて、伝えたいメッセージがある。
だから、出来上がったデザインはメディアになり
人の心に不思議と響く存在になる。
コンセプトがない、ただ単に格好良いかもしれない!
といった文字列やらは良いデザインではない。
だから、デザイナーという人は
伝えたいメッセージや企業の想いを代行して伝える、リアリティーな存在でなければならない。
ただ単にイラストレーターやフォトショップが使える。
絵が描ける・・・というだけのデザイナーは多分・・・消費するだけの形しか作れないかもしれないし、そんな人が作ったモノには誰も心を奪われない気もする(僕の勝手な浅い観点ですみませんが。)。
しかし、デザインの面白い所は
想いやコンセプト、メッセージを形にしたと同時に、その形(表現方法)が時代の風情やニーズにマッチした瞬間には、人のライフスタイルさえ変えてしまうパワーがある。
ジャケットデザインひとつで有名になったバンドがいる様に・・・
デザインとは本当に面白いものだなと改めて実感。
この機会に一度、社内でデザインに関する勉強会を開こうとも思う。