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2009年12月12日

テレビというメディア

大晦日にまたまたダウンタウンのガキの使い特集があるということで、僕の大晦日の過ごし方が9割決まってしまった今日この頃ですが、そんな僕たちが大好きで仕方ないテレビというメディアを作る方たちに思うことがある。

インターネットが登場してテレビにはない双方向のコミュニケーションができるメディアだ!なんてモテハヤされて、今時の若い人はテレビなんて見ない!ネットこそが本当のメディアだ!なんて言ってはみるものの、Googleなどの検索エンジンで人気の検索ワードはいつもテレビで話題になったキーワードばかりという現状を思うと、やっぱりテレビのパワーっていうのは健在だと感じずにはいられない。

逆にいうと、テレビで話題を作って、ネットで受け皿として消費者を受け止めることができたら、ビジネスとしては大成功!という仕組みがある。

長い間、インターネットの仕事をしているけど、インターネット上だけで話題になって盛り上がるケースはやっぱり少ない。

だから、テレビに出た!とか、雑誌に掲載された!とか、そういったメディア掲載情報を得意気に出すのが有効だし、それはテレビというメディアの持つパワーを皆が感じているからだと思う。


でも、テレビを作る人たちはこう考えてる・・・。

「視聴率をいかに多く稼ぐかが大事!」

それは今や視聴者側にも思いっきり伝わっていることで、いかにCMを飛ばさずに、いかにCM明けまで見てもらうかとか、テレビの作り手はそこに頭を悩ませているのだけど、僕は報道をする側の責任として、もっと大切な事があるんじゃないかと感じている。

パワー絶大な・・・浸透力最強な・・・信頼性抜群な・・・そんなテレビの作り手には、もっともっと本当に伝えないといけない大切な事を理解した上で、視聴率やCMをいかに見てもらう方法を考えて欲しい。


とあるブログ(ビールを飲みながら考えてみた)で「パペポと阪神大震災」というエントリーがあって、僕は他人ながらとても共感を憶えた。


中学一年の時に犠牲者の数が最も多かったと言われる、神戸市東灘区で被災した僕は、今思い返すと子供ながら、テレビというか報道の無責任さや実情を全く伝えれていないことに憤りを感じていた。


実際に報道陣が(良い絵)を撮ろうと飛ばしまくる上空のヘリコプターの騒音は潰れた家の下で助けを求める生存者の声をかき消し被害者を増やした。
人々が何度も大空に向かって「うるさいっ!」と叫んだことを思い出した。

それだけじゃない・・・不安で疲れ切った被災者の眠りさえも騒音で妨げた。

他府県の視聴者が観たい被災地の映像の為に、被災者は犠牲になった。

パペポの放送の中で
「24時間テレビをこういうときになぜやらない?」(鶴瓶)
「結局テレビは芸能である」(上岡)

という会話こそが、テレビを作る人の全てなら・・・こんなに悲しいことはない。
被災地の映像は視聴率をあげる格好の絵じゃないと僕は信じていたけど・・・。

もし、インターネットがテレビというメディアに勝る点があるとするならば、多分こういった生活者の本当の声を汲み取れる部分だと思うし、そういった声こそが何よりも大切なことで・・・本当はテレビにそういった言葉を伝えて欲しいのは誰もが願うことだろう。

誤解なく言えば、テレビやバラエティーを批判しているのではない。
バラエティーは生活に笑いや心の休息を与えてくれるし、コミュニケーションのツールにもなる。

もうすぐ1月17日が何気なくやってくる・・・。

読売テレビにはあの当時のパペポのオンエアを今からでも再放送して流して欲しい。
それがテレビというメディアの責任じゃないかとすら思っている。

コメント一覧

あなたは、いっつも難しいことを だいていますね

高校生の時 同じく神戸で被災した五つくらい上の
お兄さんは たくさんの同級生をなくして
それから 生きてくってことを すごく考えるように
なったと 言ってたの思い出しました。

同じ空で 隣の県でも
私には ニュースのそのヘリから映した映像でした
ガラスの箱の中の世界でした

メディアのことを考えると 宇宙ってなんだろう
と考えるのと同じくらい途方もない気がします。

  • 投稿者 by ω
  • 2009年12月12日 21:12

お兄さんは
→お兄さんが

  • 投稿者 by ω
  • 2009年12月12日 21:14

ωさん >
難しいことじゃなくて、多分僕の中では普通に思ってしまったことなんですね。
それが、なぜか色々な物事に繋がってしまうんです。
シンプルに、メディアっていうのは何かを人に伝えるものだとすると、僕としては、メディアの責任として無責任で無茶苦茶な事も良いけど、時には大切な何かを伝えて欲しいと思うんです。
ブログでも・・・その日、誰と会いました〜!こんなご飯を食べました〜という日記も良いけど、やっぱり僕は読んだ人の心に何かが引っかかることを書きたいなと思ってしまうんですね。
これはある意味で病気ですね(笑)。

  • 投稿者 by テンジョウ
  • 2009年12月14日 08:36

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