今日は、全国各地に学校がある、通信制高校の神戸校で特別講師として授業を行ってきた。
経営者等の前で「経営」や「リーダー論」などをお話させてもらった事は過去に何度かあったが、学生に向けて直接的に話が出来るのは今回が初めてという事もあって楽しみにしていた。
当初、通信制高校の先生からは「初めて見る人がいきなりやって来て授業をするので、生徒は緊張して、なかなかコミュニケーションはやりずらいと思いますが・・・。」という話を聞いていた。
当然、自分自身が高校生だった時に、誰とも分からない人がやってきて、いきなり特別授業だ!と言われても「何だ?」と思っていただろうし、そんな人の話に興味が向くかというと、疑問譜が頭に浮かぶに違いなかった。
そんな懸念や不安も少なからずあったけど、実際に授業を初めて見ると、そんな不安はすぐに消えていった。
「生徒達に社会に出た時に役立つ物事などを話して上げて欲しい」
そんな先生達の想いに応えるべく、何を話そうかと自分なりに悩んだ結果・・・
「そうだ!難しい話は辞めて、高校生が興味を持っている音楽業界やミュージシャンの話をしよう」と軽いテーマだけを持って授業を始めた。
平均年齢17歳という彼らと28歳の自分とでは当然の様に感じてしまう世代間の価値観のギャップ。
まずは生徒達にこんな質問を投げてみた。
「今、みんなが好きなミュージシャンやアーティストって誰?」

緊張しているのか、遠慮がちなのか、「別にいない」という答えの生徒もいたが、音楽というテーマに興味がある生徒からは色々な答えが返ってくる。
そんな、生徒達が好きなアーティストやミュージシャン達が活躍する音楽業界という世界のリアルな現状や裏話、更にはどうしたら世の中で夢を叶える事が出来るのか?そんな大きなテーマまでミッチリと話をさせてもらった結果、最初は警戒していた生徒達も徐々に心を開いて笑顔も見せてくれた。

今日、これから夢や希望に向かって歩き出す彼らに向けて、少し残酷とも言える世の中の現状をリアルに話した事で、もしかすると「夢を叶えるのは無理かな・・・」と思ってしまって生徒もいたと思う。
でも、なぜ自分がそんな過酷というか、無情と感じる現状を彼らに突きつけたかというと、そんな現状を知った上でも、まだ心に夢や希望を諦めきれない情熱があるのなら、そこへ向かって本気で突き進んで欲しいと思っているからに他ならない。
話の中盤でこんな話をした。
「自分の友人で本気で夢を叶えている奴ややりたかった仕事で飯を食えてる奴!彼らの共通して言えるのは保険をかけなかった事!バイトを片手に夢に向かってる奴はいなかった。みんなバイトという保険を捨てて、夢に向かって直進したら不思議とそれで飯が食え出した。」
それは、これだけ情報量や選択肢が多い世の中で自分自身がやりたい事を貫き通す事は難しいと思うし、挫折した時に後悔して欲しくないという思いもあった。
生徒の中で「歌でエイベックスに入って歌手になりたい」という子がいた。
ボイトレはした方がいいのか?どうしたら歌手になれるのか?
必死に聞いてきてくれた。
アイドルになりたいと実際にAKB48のオーディションを受けていた生徒もいた。
アイドルってどういう事か!どうすれば世間が注目するアイドルになる事が出来るのか!
物事の本質という目線ではそんな芸能界と一般社会は同じなのかもしれない。
世の中には需要と供給があって、当然の様にその上に音楽という商品やアーティストという商品は乗っている事実がある。
「歌手になりたいのならボイトレというか、歌は絶対に上手くないと駄目!それは最低限のスタートライン!それか下手でもいいけど、それ以上の世界観を持っているのであれば!カラオケが上手いという事と歌が上手いという事は違う!」
結果的に「音楽」になんて興味がなかった生徒達も最後まで話を聞いてくれた事に心から感謝したい。
また、機会があればもっと楽しい話をお互いにできればと願っている。
最後に(いまどき)の若者と触れ合う事が出来た事で自分自身も本当に貴重な経験をさせてもらった。
そんな貴重な時間をこれからの仕事に役立てて結果を出していければと思っている。

