先日、とあるアーティストに聞いた事がある。
今の情報が複雑に入り組んだ社会の中で、これからを目指すアーティストは何を見ているのか?どこへ向かおうとしているのか?その本心を知りたくてストレートに聞いた。
「アーティストとして、どうなりたい?」
「メジャーのレコード会社に入りたいです。」
なるほど!という気持ちと、これだけ色々な選択肢が増えた中でも、やっぱりまだまだ大手メジャーが登竜門であり、目的になっている事実に少しガッカリした。
いや、逆に考えるとアーティストにとっては増え過ぎた選択肢の使い方が分からずに、今までの明確なメジャー入りが目標になっているのは無理も無い事だと感じた。
今の世の中を思うと、例えばアーティストは「僕らはいい音楽を作ればいい。後は宣伝のプロにお世話になろう!」という考え方は時代に合っていない様に感じている。
「僕らはいい音楽をつくればいい」
その言葉は音楽活動をする上で基本的な部分であり、いつの時代も変わらない真意だと思う。
そして今の時代はそんな自分たちが作り上げた「いい音楽」を聴いてもらえるチャンスは無限に広がっている。
現在の新人アーティスト/無名アーティストたちは「自分から発信できないから、聴き手が振り向いてくれないんだ」という言い訳が出来ない環境になっている。
i tunesやYoutubeなど無料で配信できる場所があり、そこには多くのユーザーが集まっている。

たとえ10人しか聴いてもらえなくても、その10人のうち、何人の心を打ったのか!
本当にいい音楽は10人が聴いて、やっぱり10人が何かしら心に響く何かを感じるはず。
10人中1人も振り向かなかった曲は「いい音楽」ではないのかもしれない。
そんな真実をアーティストに教えてあげなければならないかもしれない。
そういったアーティスト自身の精度が問われる時代で、宣伝のプロたちが資本をかけて展開する音楽がどれだけ効果があるのかは分からない。
しかし自分自身でも完全にそういったメジャーを否定している訳ではない。
メジャーで仕事をしている人たちにも家族がいて、仕事として結果を出さなければならない。
その為に知恵を絞り、資本を使い宣伝を行っている。
そこに命をかけている。
そんな彼らの仕事は「いい音楽」を更に広げるには効果があると考える。
だから、結局はアーティストの質や、将来的な資質を含めたアーティスト自身が持っている"哲学"が大切になってくる。
このシステムに翻弄されがちな世の中で必要なのは"哲学"に他ならない。
今年の2月に大阪梅田AKASOで森 源太のワンマンライブを行った。
全国各地から駆けつけてくれたファンは総勢350人・・・大成功に終えたライブの後、森 源太とブッチャケ話をした。
「源太は、もし半年後にもう3ヶ月後にワンマンライブを大阪でするとなると、もう一度あれだけの人数を集める事が出来る?」
そんな質問に彼は正直に応えてくれた。
「いや、無理や!あれは始めてのバンドでのライブやったからやわ!次は無理や!」
僕はこの応えを聞いて安心した。
彼はまだまだ謙虚で、そして今の自分自身の身の丈を理解していた。
あのライブの後、各方面から賞讃の声を多く頂いた。
アーティスト本人には更に多くの賞讃が集まったに違いない。
その中でも自分自身の今の実力をしっかりと見据え、これからの歩むべき道をしっかりと模索している事がどれだけ大切な事なのかを理解していた。
彼には"哲学"がある。
これから未来を目指すアーティストに向けて、自分自身としては、そんな哲学を持った姿勢で「いい音楽」を作り続けて欲しい。
その音楽を様々なメディアを駆使して広げて行く手助けが出来ればと思っている。
p.s.
余談だが、多くのアーティストはツアーの前にアルバムや音源を出す事が多い。
そのアルバムのリリースをもってツアーに入る。
でも、今の時代はそんな仕組みさえも疑問符がつく。
たとえアルバムを何枚出そうが、ベストアルバムだろうが、シングル曲だろうが、聴かれる曲は聴かれるし、そうじゃない曲もある。
そんな「右へならえ」の活動は無駄な体力を消費するだけではと。
クラシック音楽にシングルはないという事実を考えると、そんな惰性化を見つめ直す時期なのかもしれない。


ボクは、ライブだ!
HEAVENのライブに行きたーい!
マサ★アキさんのナマ歌が聴きたーい!
そういうのんが・・・おれば・・・
ずっと歌っていたい。
歌い続けたい。
マサ★アキ さん >
そうですね!結局は生のライブ感で、その人達のリアルな姿を見たい!と思うかどうか!CDよりもライブの方が良いというアーティストが残っていくと思います。そして、その一人でも聴きたい!という声がアーティストの続けるモチベーションにもなると思います。僕も同感です!
