フェアトレードを目指すルワンダ発の音楽レーベル「Rafiki Records」
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1990年代の長期にわたる内戦や部族抗争による大量虐殺など、悲しい時代を築いてきた中部アフリカのルワンダ。
参照:ルワンダ紛争
そんな同じ国民同士が殺し合い、奪い合った過去から10年以上が経過し、ルワンダの街には流れた血に祈る様にゴスペルやレゲエ・ヒップホップなど、アフリカ独自の音楽が流れ始めている。
そんな活気を取り戻し始めたルワンダに誰もが楽しめる持続可能な音楽ビジネスを発展させるべく、独立のレコードレーベルが設立した。
「Rafiki Records」と名付けられたレーベルの一連の取り組みに中心的にかかわったのは英国のプロデューサーDicken Marshall。
公式サイト:Rafiki Records
My Spaceサイト:Dicken Marshall
音楽の本場・英国で数々のプロジェクトやミュージカルに参画してきたDicken Marshallは、ルワンダ音楽を世界に広めようと「Rafiki Records」の設立と同時に、ルワンダのチャリティ団体「Solace Ministries」や英国からのボランティアたちの協力を得て、レコーディングスタジオ「Solace Recording Studio」を建設した。

公式サイトによると現在の所属ミュージシャンは8組。
伝統的なアフリカ音楽(民族音楽)を追求しているアーティストもいれば、レゲエやゴスペルなど、ジャンルは多彩。
「Rafiki Records」はルワンダのミュージシャンの為のコミュニティをつくり、健全な音楽ビジネスを育てようというビジョンのもと、2009年5月にルワンダ初のレコードレーベルとして設立された。
「音楽ビジネスを持続可能なものとするためには、アーティストとレコードレーベルとのフェアな取引が不可欠」との信条からミュージシャンを過剰な搾取から保護するのみならず、従来は売上の数%~10%といわれる原盤印税においてもミュージシャンとレコードレーベルは“イコールパートナー”。

収益は互いに折半とし、ミュージシャンが売上の50%を得る仕組みになっている。
国際貿易における先進国と途上国の公平さを図り立場の弱い途上国の生産者・労働者により良い取引状況を提供し、彼らの権利を強化することで持続可能な発展が実現できるように貢献するという考え方のフェアトレードを音楽といったクリエイティブな領域においても、供給者と購入者との公正な関係づくりは、持続可能な経済活動にとって必須。
音源のパッケージ産業が破綻した日本においても将来を考えると「Rafiki Records」の様な「音楽版フェアトレード」の取り組みは、デザインやアートといった他のクリエイティブ活動にも応用できうるパイオニア的事例になる。
