カレーライスに卵
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もうお互いに20代後半にもなって、それぞれに忙しい毎日を送っていながらも、会ったら笑いながら馬鹿なことばっかりしている。
こんな関係はいつまでも続けたいし、守らないといけない。
この関係を守る為の音楽であって
音楽をする為の関係ではないのだと思う。
昔、こんなことがあった。
ギターの増田君の家には犬がいる。
大きなハスキー犬。
名前は雄なのに"ラブちゃん"(笑)。
スタジオリハーサル前に増田君はバイトから帰ってくるのがギリギリになる時があった。
その時は、勝手に増田君の家に上がり込んで、ラブちゃんの散歩を勝手に済ませる。
勝手に上がり込んでいるもんだから(家の鍵の隠し場所もメンバーはみんな知っている)、帰って来た増田君のお母さんもビックリするけど、笑いながら、メンバーにカレーを作って出してくれる。
お好みで卵の黄身だけをトッピングなんてのもあり!!
そしてお腹を膨らませたメンバーに一言!
「スタジオ頑張ってきなさいよ!」
メンバーも一言!
「いってきます!!」
メンバーは一度、スタジオに行く前に増田君の家に集まってから、スタッフが乗って来る機材車に乗り込んで全員で行く。
だから、増田君が帰ってくるまでは増田宅で待機しながら、馬鹿な日常の世間話をする。
増田君が帰って来ると、スタジオへ出発。
機材車の中でも話は音楽の事ではなくて、日常会話。
そんな温かい人達の輪に囲まれながら、僕たちは少しづつ少しづつ、夢を暖めて、守り抜いて来た。
夢はひとりで見るよりも多くの仲間と共有して追いかけた方が断然楽しい!
あの無邪気に見えない何かに向かって追いかけた夢の日々を今は懐かしくも、微笑ましく思う。
そして、そんな夢の続きを未だに見れている事を何よりも誇りに思う。