サイトを作る人向けウェブマガジン
BUZZCOMで企画から制作までを行った各種ウェブサイトを特集!
どの様な経緯からアイデアが生まれたのか?
そのアイデアを形にするまでの流れは?
ウェブサイトを作り人は必見のウェブマガジン!

サイトを作る人向けウェブマガジンのバックナンバーをお楽しみ頂けます!
■第1回特集:中村漬物
■第2回特集:特別養護老人ホーム ハピネスさんあい 求人サイト

特別養護老人ホーム ハピネスさんあい 求人サイト
2007年の8月に求人サイトとしてオープンした燦愛会運営の社会福祉法人 ハピネスさんあいの公式サイトです。
このサイトを作り上げる話の前に、まずは【求人】において大切な事を確認します。
現代の世の中においてより良い質の人材を獲得する事は難しく求人に頭を悩ませる企業や人事担当者は多いと思います。
大企業神話が崩れたといっても、中小企業がより良い人材を確保するには、その企業ならではの強みをターゲットとなる人々へ伝えなければなりません。
しかし規模の大きな求人広告には、それだけのコストもかかります。
クライアントとなるハピネスさんあい様は福祉事業者の中でも新卒採用に力を入れている企業です。
そして、実際にも新卒の就職率は高く、離職率は低いという求人採用において大切な点はクリアしていました。
しかし、介護福祉の分野は若者の就職希望者も年々減少している市場であり、今後の新卒採用や求人を考えると、早めの手を打っておきたいという理由で求人サイトを作る事になりました。
まずはサイトを作る前に、現状の業界イメージや雇用の現状をヒアリングします。
そこでサイトのアイデアとなる最大のポイントが見えて来ました。
・介護福祉業界は暗いイメージがある!
お年寄りの介護という仕事に対する浅はかなイメージとして、暗い、きつい、しんどい、ダサイといったネガティブ要素が勝手に植え付けられ、結果若者の就職希望率が低下していました。
しかし現状では、現場で働く若者は皆誰もが笑顔で優しく、人と人とのコミュニケーションを楽しんで働いていました。
お年寄りの方との触れ合いの中で得られる仕事のやり甲斐を伝える事が出来れば
「この施設で働きたい!」
「こんな現場で自分の力を試したい!」
と思ってくれる人が集まると確信しました。
そこで、このサイトを作るアイデアとして【ハピネスさんあい】の魅力を100%以上伝えるという事で、サイト上にハピネスさんあいの施設そのものをデザインする事にしました。
施設がある大阪吹田市のシンボルである万博公園の太陽の塔や近くに隣接する大阪学院大学のキャンパスやJR吹田駅から電車までをサイト上に登場させ、それぞれからコンテンツへ移動する様な設計を行いました。
見た目のインパクトから介護業界=暗いといったイメージを無くし、現場で働くスタッフの特集から介護という仕事の本当の楽しさを伝える事が出来ます。
サイト構築の段階で一番悩んだ場所は、このサイトをHTMLではなくフルFlashで構築する事でした。
FLASHでのサイト制作は音楽を流せたり、様々なアクションを自由に付けられる為、ブランディングには適している反面、検索エンジンに対してはHTMLより格段に弱いといったデメリットもあります。
検索エンジン経由のユーザーをほとんど見込めないという求人サイトにとって最大のネックがありましたが、業界の性質やクライアントとのヒアリングの結果、
ハピネスさんあいでは新卒獲得を第一に目指して、このサイトを作る為、一番このサイトを見て欲しいユーザーは大学や専門学校にいる生徒た。
その生徒達に対して
「あっ、ハピネスさんあいって何か楽しそうだな!」
「こんな施設なら働きたいな!」
と思ってもらえる事が何よりも大切であり、それらのユーザーは検索エンジンから来るユーザーよりもロイヤリティが高く求人までの成果が高いというフローを作りました。
実際、ハピネスさんあいは福祉関連の大学や専門学校にチラシなどの求人広告を行っていました。
そこで、その広告にサイトのURLを掲載してもらう事で、ユーザーである生徒がパソコンから直接サイトへ訪れ、他の福祉施設のサイトとは全く違うハピネスさんあいのサイトを見る事で、施設が記憶に残り、話題にも上がり、それが口コミとなり求人増加も見込めると思い、FLASHでの構築を決断しました。
求人において大切な事は、より多くの人へ見せるよりも、自社が本当に欲しい人材にあったコンテンツや伝え方を用いて、ニッチでもそれらのターゲットへピンポイントで訴求する事です。
これは職種や新卒が欲しいのか中途が欲しいのか、アルバイトが欲しいのかなどにもよりますが、ウェブサイトを使っての求人の場合は有り触れた無難なサイトではなく、業界の常識に縛られない視野からターゲット層のライフスタイルを確認してアイデアを持って構築していきたいものです。
ハピネスさんあい求人サイトへ